「One & ALL電話帳」の共通設定を行います。
「One & ALL電話帳」が参照する連絡先の情報取得元を指定します。
| 連携元 | 説明 |
| Google Apps 連絡先 |
普段利用している連絡先の情報です。 社内・社外のユーザー共に登録できます。 |
| Google Apps ユーザープロフィール |
Google Apps のアカウント情報です。 社内のActiveDirectoryの情報をGoogle Appsに連携していて社内のダイヤルイン番号の情報を設定している場合に有効です。 |
「One & ALL電話帳」では「連絡先共有アカウント」の連絡先と「連絡先共有アカウント」のプロフィールに設定されている項目をひな型に各項目を連携する仕組みです。 「連絡先共有アカウント」は実在するユーザーのアカウントではなく、専用のアカウントを用意することをおすすめいたします。
連絡先のメンテナンス時に「連絡先共有アカウント」でログインをしてメンテナンスを行うか、「連絡先共有アカウント」の連絡先を別のユーザーに委任してメンテナンスを行います。
連絡先から取得する場合
「連絡先共有アカウント」のメールアドレスを連絡先として登録を行います。ここで登録された連絡先の電話番号やメールアドレスの項目名などが連携の対象項目となります。
ドメイン内のプロフィールから取得する場合
「連絡先共有アカウント」のプロフィールで使用されている項目名が連携の対象となります。
情報
プロフィール情報の編集はGoogle Apps のAPIを利用するか、Google Apps MarketPlace でサードパーティ製のアプリを利用する必要があります。「連絡先共有アカウント」を実在しないユーザーのアカウントを利用した場合は、設定されている項目はひな形のために設定しているので、値としては不要な場合が考えられます。このような時に「除外する」を選択するとモバイル端末に「連絡先共有アカウント」のデータは表示されなくなります。
電話帳の参照方法を設定します。
| 連携元 | 説明 |
| 常にサーバーの共有電話帳を参照 |
モバイル端末に連絡先の情報を保管せずに常にサーバーにある連絡先を参照します。 検索には数秒かかりますが端末内に連絡先を保管しないので情報漏洩のリスクは低くなります。 |
| 起動時に端末にダウンロード |
一日の最初の起動時にサーバーの連絡先の更新確認を行い、更新データがある場合はデータのダウンロードをして連絡先を端末内のデータベースに保存します。 連絡先の検索は「常にサーバーの共有電話帳を参照」するより格段に早くできますが、端末に連絡先を保管しているというリスクがあります。 |
モバイル端末から「連絡先共有アカウント」の連絡先に対して更新の可否を設定することができます。
更新ができない設定の場合はモバイル端末のメニューで「連絡先の更新」に関する項目は表示されません。この場合はGoogle Apps の連絡先の編集機能で更新を行います。
【共有電話帳の参照方法】が「常にサーバーの共有電話帳を参照」する場合はクラウドサーバーの連絡先も同時に更新されます。「起動時に端末にダウンロード」する場合はクラウドサーバーの連絡先には同時に更新されないので、別途管理画面で「連絡先の更新」を行う必要があります。
モバイル端末の発着信の情報をクラウドサーバーに保管することができます。
社内支給のモバイル端末で通話履歴を管理したい場合や個人所有の端末を業務に使用した場合に通話料金を精算するといった場合に有効です。
モバイルサーバーの連絡先に登録されている電話番号との通話が管理の対象になります。
連絡先に登録されていない電話番号との通話は記録に残りません。
【ユーザー管理】で「プライベートモード」を許可したユーザーのモバイル端末で「プライベートモードが有効」になっている状態の通話は連絡先の登録がある電話番号の通話であっても履歴には残りません。
着信時にはモバイル端末の標準の電話帳に登録されている電話番号から電話があった場合に発信者の情報が表示されます。標準の電話帳に顧客の連絡先を登録しない場合は発信者が誰かがわからずに不便です。
「着信時に発信者の通知を行う」設定の場合は「共有電話帳」の連絡先情報の電話番号を検索し発信者の情報を表示します。ただし、会社の電話番号など1つの電話番号で複数の連絡先が登録されている場合はどれかの連絡先が表示されます。
モバイル端末で連絡先を検索する場合に名前などの抽出条件を入力しないで検索した場合にエラーとするかどうかを設定します。
連絡先が多く登録されている場合に利用してください。
また、この設定にかかわらず連絡先の検索結果が1000件を超える場合は1000件で打ち切られます。